水ノ上成彰の
教育改革
|
小学校の授業時間1000時間も削減! 平成14年4月より実施された新しい学習指導要領により、私水ノ上を含めて今の保護者が学んだころ(昭和40年代から55年にかけて)に比べ、主要科目の授業時間は小学校6年間で1000時間、中学校3年間で675時間も短くなりました。時間が削減されただけではありません。内容も3割以上が削減され、現実的に学力低下が顕著になっています。 下のグラフをご覧ください。昭和46年に比べて国語は226時間、算数は178時間、理科は283時間、社会は313時間もの授業時間が減少しました。そもそも「ゆとり教育」は当時顕著になってきた「いじめ」や「不登校」の原因のひとつが、詰め込み教育にあるとして始まったものです。ところが結果として指導要領の改訂と反比例するようにいじめや不登校児は、増加の一途をたどり歯止めにならなりませんでした。それどころか当然のことながら、本来の目的である「学力の養成」そのものが大打撃を受けています。 ![]()
その結果大学生になっても分数計算ができない、音読ができない、論文が書けない。かつてアジアでもっとも教育水準の高かった日本は今や見る影もありません。天然資源を持たない日本は人こそ最大の資源。そして教育こそその要であるのに、今のままではますます国際競争力が低下するのは目に見えています。
「ゆとり教育」が「家計のゆとり」を圧迫 子供の学力低下を心配する親は子供を塾に行かし、公立学校よりも勉強に厳しい私立学校に通わせる傾向が強くなっています。「ゆとり教育」を実施した結果、不況で収入が減っている家計を教育費の増大が圧迫し、皮肉にも「家計のゆとり」を奪っています。
学力低下を止めることこそ最大の教育改革 「ゆとり教育」から「みのり教育」へ 3時間かけてわからなければ5時間かけて教えればいい。内容をやさしくして時間数を減らす「ゆとり教育」から基礎学力に十分な時間をかけた「みのり教育」への転換こそ急務です。 特に小学校教育では「読み・書き・そろばん(計算)」を徹底して指導し、基礎学力をつけ、後は体力創りをし、そして遊ばせることが大切です。基礎学力があれば子供は将来必ず伸びていきます。基礎学力の充実こそ義務教育の役割であり、これは日本人が明治このかたつい最近まで行ってきたことです。 |